夏だ!ソフトクリームだ!ジェラートだ! 湯来の北海道、ジェラート工房「アルトピアーノ」にてくてく歩いて行ってきました! その②

帰ってきた

1したたかです。

こちら!の続きです。

P1030238


久保アグリファーム
のシンボルタワー、サイロが見えてきて
アルトピアーノはもう目の前です。

思った以上に降る弱い雨に、知らぬ間にズボンもびっしょりと濡れて、やっと久保アグリファームに到着(雨具は傘じゃなくて、合羽にしときゃよかったんですね。反省)。

P1030239

おじゃましま~す!

と、まずは、牛舎へ(こちらの牛舎、一分エリアは立ち入り可能となっています)。
お昼を過ぎた時間だからか、牛たちはみなごろんと腰をおろして、ただいま休憩中(?)。

P1030240

なんかようかい?

と、牛にぎろりとにらまれて、一瞬たじろぎながら、恐る恐る牛舎の中を歩くと…、

P1030242

うまれたばかりの赤ちゃん牛!!
なんとも、かわいい!ですね。

P1030244
ちょっと、ピンボケ…。

ん? なんだかパンダのようなあかちゃん牛…。
OH! パンダスティック!! 

P1030237

ひょっとすると、好物は、ササでしょうか。

そうそう、以前おじゃました大上牧場にも、パンダスティック!な牛がいましたよね。

R1012067

こちらのブログに登場してます。その牛。

そうだ、ツリーハウス!! ② ~ 牛だって、パンダになりたいんだモ~ ~


P1030273

パンダ…、じゃなかった牛に別れを告げて、ジェラート工房アルトピアーノへ。

P1030249

おいしそうなジェラートが並ぶケースを見ていると、「new!」の文字が!!

「きなこ」

これは、おいしそう!

P1030257

で、「きなこ」のジェラートをいただきました。
甘く、香ばしくって、おいしい!
これで、今年の夏を、マメに過ごせそうです(ちょっと、おおげさ)。

P1030252

ここには、ホント何度もおじゃまして、あれやこれやそれやこんなのあんなのそんなのと、まだまだたくさんブログのUP!をしているんですが(もちろん、未UP!も)、じつは、いつも、ささっとジェラート食べて、さささっと写真を撮って帰ることが多かったんですよね。
つまり、いつも、足早に立ち去っていた…。

久保アグリファームでのんびりとした時間を過ごしたのは、たぶん唯一、このブログのときだけじゃないかと思います。

R0045800湯来で、 牛♡ラブ!!

たしかその日は、なにも悪いことが起きそうにない5月の気持ちのよい風が吹く日で、草むらに寝っ転がって、こんな本を読みながら、おいしそうに草をむしゃむしゃ食べている牛を見ていました。

P1030291

このブログを書くために、ひさしぶりにこの本をめくってみましたら…、

P1030292

草を食む牛の写真がはさんでありました。そう言えば、そのときたまたま出会ったひとからこの写真をいただいたんです。懐かしいなあ。

せっかくなので、この本をつまみ読みしてみましたら、こんな箇所が…。

何しろ老人力というのは、生産社会にはあまりタメにならない力なのだ。
もの忘れとか、いいかげんとか、優柔不断とか、そういうことに含まれている味わいのことで、生産社会からすれば、それがどうした、それがナンボのもんじゃ、ということになる。

でも人間というのはただ生産の道具として生きているんじゃなくて、生きていくために道具となって働く。そもそもは生きていく楽しみの方が本来のことで、そこではむしろタメにならない力が活躍する。そういう力の一つが老人力といえるものなんじゃないのか。

う~ん、何ていいましょうか、僕にもすっかり「老人力」がついちゃったようです。

P1030294

そうそう、広島市現代美術館で今年の春、こんな特別展が開催されました。前衛美術家、漫画家、イラストレーター、小説家、エッセイスト、写真家、路上観察家…。複数の顔をもつ赤瀬川原平の回顧展だけに、作品の海に圧倒されて、ひとつひとつ見入っていたら、あっという間に、閉館の時間となりました。その時間が楽しすぎて、もういちど、観たいんですが、すでに回顧展は終わってまして…。どっかで、もう一度やらないもんですかね。

件の本の巻末に講演会の再録がありまして、その中にこんな箇所が…。

赤瀬川 臨死体験の本はいろいろ面白くて、僕もいくつか読んだけど、世の中の原理を一瞬に納得するてのがありますよね。あれ、すごくわかるよね。

嵐山 最後に全部わかって、ぼんやりと「あっ、そうか」と思って死ぬのかな。

赤瀬川 そうでしょうね。

南 あっ、そうかもしれないね。「あっ、そうかぁ」とか思っているときに、「おじいちゃん!しっかりして!」とか言われるとダメなんじゃない。忘れちゃう。(会場・笑)

赤瀬川 せっかくいまわかったのに。

嵐山 「あなた、死なないでッ」とか言われるのは、うるさいって言うの。いまわかりかけたんだから。死ぬのって最後の楽しみだからね。

赤瀬川原平さん、昨年の10月26日に77歳でお亡くなりになりました。
「あっ、そうかぁ」と死の瞬間思われたんでしょうね。

P1030258

ちょっと(かなり)話が飛びましたが、ひさしぶりに、ここでのんびりと過ごすことに決めて、東屋に腰をおろし(小雨が降っているので、草むらにごろり、というわけにもいかず)カバンに入れた本を取り出しました。

つづく。

すいません、牛歩のようなゆるくてのろのろしたブログとなっています。次回が、いよいよ最終回。

もちろん、次回もアルトピアーノの魅力!をお知らせいたしますので(脱線しながら…)、お楽しみに!

では、また。

P1030267

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください