焚火LOVER! みんな湯来に大集合! 湯来で、「日本焚火学会2015年大会」が10月10日(土)に開催!
朝晩、なんだか寒くなってきましたね。
そろそろ、火が恋しくなる季節…。
と、べたな前ふりをした後に、ご紹介するのがこちらのイベント!
日本焚火学会2015年大会が、10月10日(土)午後4時頃から日本焚火学会本部焚き場にて開催されます。今回で、ナント!22回目を迎えるこの大会。詳しくは、こちらをどうぞ!
↓
日本焚火学会2015年大会のご案内
参考までに、去年の焚火学会大会の様子をどうぞ!
よろしければ、2012年大会の様子ですが、したたかがブログを書いていますので、こちらものぞいてみてください。
村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」の中に
「アイロンのある風景」という短編が
ん?? なんだか、以前書いたブログも
まったく同じ展開だったような…。
ま、いいか。続けますね。
ちょっと、長いんですが、その短編の一部を引用してみますね。
「三宅さん、火のかたちを見ているとさ、ときどき不思議な気持ちになることない?」
「どういうことや?」
「私たちがふだんの生活ではとくに感じてないことが、変なふうにありありと感じられるとか。なんていうのか……、アタマ悪いからうまく言えないんだけど、こうして火を見ていると、わけもなくひっそりとした気持ちになる」
三宅さんは考えていた。「火ゆうのはな、かたちが自由なんや。自由やから、見ているほうの心次第で何にでも見える。順ちゃんが火を見ててひっそりとした気持ちになるとしたら、それは自分の中にあるひっそりとした気持ちがそこに映るからなんや。そういうの、わかるか?」
「うん」
「でも。どんな火でもそういうことが起こるかというと、そんなことはない。そういうことが起こるためには、火のほうも自由やないとあかん。ガスストーブの火ではそんなことは起こらん。ライターの火でも起こらん。普通の焚火でもまずあかん。火が自由になるには、自由になる場所をうまいことこっちでこしらえたらなあかんねん。そしてそれは誰にでも簡単にできることやない」
「でも三宅さんにはできるの?
「できるときもあるし、できんときもある。でもだいたいはできる。こころをこめてやったら、まあできる」
「焚火が好きなのね」
三宅さんはうなずいた。「もう病気みたいなもんやな。だいたい俺がこんなへそのごまみたいな町に住みつくようになったのもな、この海岸にはほかのどの海岸よりも流れ着く流木多いからなんや。それだけの理由や。焚火をやるためだけに、ここまで来てしもうたんや。しょうもない話やろ」
途中からちいさくなった文字にも負けず、ここまで、お付き合いいただいた方に、深い感謝を申し上げます。
ありがとうございました!
では、また。