湯来の、リアルな『かかし』のおちゃめな集落へ!! ②
こんばんは。
木曜日担当のハズのしたたかです。
昨日木曜日、うっかり(??)してまして
金曜日におじゃましています。すいません…。
さてさて、先日お伝えした
湯来の、リアルな『かかし』のおちゃめな集落へ!!①
http://blog.livedoor.jp/tonarino_satoyama/archives/51698297.html
のつづきを。
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どこからともなく現れた男性…。
ひょっとして…!?
じつは、これまで何度か
この『リアルなかかしのおちゃめな集落』に
おじゃましていたんですが、
いつも、いるのは
かかし、案山子、カカシ…。
かかししか…、いません。
来るたびに増殖しているかかし。
いったいどなたが作られているのか
非常に気になっていました。
かかしに、尋ねても
もちろん、うんとも、すんとも。
そんななか、どこからともなく現れた男性。
恐る恐る…
「あの…、かかしは…」
と、聞くと
なんと、かかしの制作者ご本人。
やっと、お会いできました。
RCCの『元就。』が終わるとすぐ飛び出して
やってきた甲斐がありました。
早速、工房におじゃましてお話をうかがうことに。
週末のたびに、今では空き家となった
衣江さんの湯来の実家に戻られて
かかしを製作されているそうです。
昌利さんは、主にかかしの骨格担当。
衣江さんが人形の顔と衣装を作られます。
ところで、
なんでまた、こんなにたくさん
かかしを作られたんのでしょうか?
「じつは、この一作で終わるハズだったんですが…」
と、案内されたのは『おじいさん』のかかし。
ある日のこと。
亡くなられたお父さんの遺品の眼鏡を手に衣江さん。
「そうだ、この眼鏡を作ってかかしを作ってみよう」
と、ふと思いついたんだそうです。
結婚したころは、よくやっていた人形作りから
しばらく遠のいていた衣江さん。
久し振りに人形作りにとりかかりました。
慣れた人形作りでしたが
実物大の人形作りは初めてということもあり
昌利さんの手をかり、やっとかかしが完成。
昨年の7月24日のことでした。
顔に遺品の眼鏡。
手には、遺品の杖も持った
おじいちゃんのかかしができあがりました。
「亡くなったおじいちゃんかと思うた」
「ホントにそっくりじゃ」
と、ご近所の方からの反響はすごかったそうです。
「こんな、ものがあるんじゃが…。かかしに使うてくれんか」
と、長靴、下駄、着なくなった洋服、楽器が
つぎからつぎへと、森本さんのもとへ。
そんなこともあり、
かかしは、近所のかたからいただいものや、
あり物をうまく使って
つぎからつぎへと作られることに。
このかかしのニッカポッカ…。
じつは、いただいたロングスカートから。
そして、ヘルメットは湯来町消防団。
湯来案山子さんが手にする携帯は
そうめんの木箱。
そして、制服は…
じつは、某大学!?の制服??
おばあちゃんのかぶっている手ぬぐいは
かなりのレア物。
『第一回湯来町水内地区町民運動会』??
じつは、このカーネル・サンダーズ(?)。
期間限定のサンタクロースだったとか。
言われてみると、クリスマスの頃、
確かにありました、サンタ!!
服を着替えて、眼鏡にステッキで
確かに、カーネルに『変シ~ン!!』と。
そして、
屋外にあるこのリアルなポーズのかかしたちには
弱点もありました。
しつこく、つづく。
では、また。