今日の、湯来町!! 120620-02 台風4号が過ぎ去った翌日、湯来町にフラミンゴがやって来た!? (昭和43年) その①
したたかです。
台風4号が過ぎ去った6月20日の朝。
たまりにたまった資料を整理していましたら
旧湯来町時代に発行されていた
広報誌「広報ゆき」のコピーが出てきました。
懐かしい…。
と、言うより、
まだ生まれて間もないころの
「広報ゆき」のコピーだったもんですから
へ~、そんなことがあったんだあ。
へ~、そうだったんだあ。
「へ~、へ~、へ~」
と、独り言を言っていると。
南の国からこんにちは 小多田にフラミンゴ飛来
びっくり!!!!!!!! するような、見出しが。
記事を読むと…。
台風四号の過ぎ去った七月二十一日に小多田部落に
美しい鳥がおりているのが見つかり
部落の人達は その美しい容姿にうっとり…。
奇しくも、今日(6/20)は、平成24年の台風第4号が過ぎ去った翌日。
これは、ひょっとして、
あれから数十年が経ったいま、
ふたたび、美しい鳥が舞い降りているのでは、なかろうか。
と、ふと。
記事によると、
この美しい珍客は 子供たちにつかまり 松村さんのお宅で
あたたかいもてなしを受け、そのもてなしに満足の表情で
愛嬌をふりまいています。
とにかく、松村さんのお宅に伺ってお話しを。
と、長く緩やかな坂をママチャリで、えっちらほっちら。
や
っと到着した松村さんのお宅。
なんと!! お留守…。
ああ、美しい鳥は幻に…。
いったん、諦めかけたんですが
まあ、ここまで来たんだから
と、ご近所の方に聞いてみることに。
そがあなことが、あったかのお」
ありゃりゃ…。
と、落胆していると…。
「松村さんの息子さんが、あっこで草刈りしよってじゃけえ。
聞いてみんさい」
その一言に、一転。
ひょいひょいと弾みながら、草刈りの現場へ。
ちょうど、草刈りを終えられたばかりの松村さん。
じつは…、この広報ゆきに…
と、コピーを見ていただきながら話し始めると…。
「ああ、これはボクです」
えええっ!????
珍客をつかまえて、あたたかいおもてなしをしたのが
今、僕の目の前にいる松村さん…??
それを聞いて、小躍りしましたよ、ホント。
早速、あの美しい鳥を発見したあの場所へ
連れて行っていただきました。
「そう、ちょうどここにおったんです!!」
当時、高校一年生だった松村良正さん。
「うちの庭に、いなげな鳥がおる!!」
と、近所の方から連絡を受け、
早速、そのお宅に。
見ると、庭の隅にいままで見たこともない鳥が。
そっと近づくと、逃げる様子もない。
そして、そっと手を伸ばし
その鳥をつかむと、暴れる様子もない。
松村さんは、その見たこともない鳥を抱きかかえ
自宅に帰りました。
ちょうどいいことに、使っていないニワトリ小屋があり
そこが、その鳥の仮の住まいになりました。
いったいこの鳥は、なんて言う鳥何だろう??
良正さんの妹さん(小学4年)が、図鑑をめくって調べたところ
「フラミンゴじゃないか」
と、いう事に。
確かに、見つけたときは汚れていた体も
飼っていると、しだいに美しピンク色に。
記事によると、
このフラミンゴは別名ベニヅルともいい、くび、尾羽はバラ色をおび、
翼の一部は淡赤といった非常に美しい鳥です。
主にヨーロッパ南部、アフリカ、アジア南部に分布…。
そのフラミンゴの写真ですが、
残念ながら当時の物を入手できませんでした。
たぶん、こんなフラミンゴなんじゃないでしょうか。
(安佐動物公園 2011.11.9)
一本足で、立ってるフラミンゴ。
思わず、思い出しました。
王選手のフラミンゴ打法 !!
と、脱線はさておき。
でも、なんでまたフラミンゴが、
ここ湯来町の小多田地区に突然現れたのか…。
気になりますよね~。
この続きは、また後日。
では、また。