今日の、湯来町!! 120701 半夏生を、探せ!! その①
ちょっと、お久しぶりです。したたかです。
いつもより、一秒長い一日だった7月1日。
朝、手帳をみたら、「半夏生」と。
そうか、「半夏生」(はんげしょう)…。
読むには読めたんですが、
はて、「半夏生」って何??
で、調べると…。
半夏生(はんげしょう)は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が
生えるころ(ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り
半分白くなって化粧しているようになるころとも)。
七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、
かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の
黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
う~ん。「烏柄杓」(からすびしゃく)っていう薬草と
「ハンゲショウ」っていうのがあるのか。
見たことないなぁ~。どんなんだろ??
というわけで、「ハンゲショウ」を、探せ!!
と相成りました。
まずは、探す前にお勉強を。
湯来在住の、ボタニカルアート(植物細密画)を描かれている
井本小夜さんのお宅へ。
すいません!! え~っと。「カラスビシャク」と「ハンゲショウ」を
描かれていませんでしょうか…?
だいぶ前に、描いたものだけどありますよ。
早速、見せていただくことに。
「ハンゲショウ」の花は、「ドクダミ」と花のつくりが一緒なの。
この、花に見えるところは、「苞(ホウ)」なんですよ。
「苞」~(お約束ですから…)。
あの~、「苞」と「萼(ガク)」ってどう違うんでしょうか?
花全体を包み込んでいるのが、「苞」。
花一つひとつを包み込んでいるのが、「萼(ガク)」。
ところで、なんでまた「ハンゲショウ」って、
葉が白くなるんでしょうか??
花の咲くころに、虫たちに花の場所を知らせるために白くなるんですよ。
花が終われば、またもとの色に戻るんです。
あ、あれ!! え~と、あれも同じなんですか?
あの、ネコが好きな…。
「マタタビ」。
そうです。「マタタビ」も同じです。
今は、葉が白くなっていてわかりやすいけれど
また葉は緑に戻ります。
そして、これが「カラスビシャク」。
「カラスビシャク」は、ムカゴを作り、いっぱい増えるの。
この葉っぱのところにもムカゴがあるでしょ。
確かに、いろんなとこにムカゴが出来てますね。
お話をうかがっているうちに、どうやってこのボタニカルアートが
生まれるのか知りたくなりました。
ムリを言って、井本さんのお部屋をみせていただくことに。
ただいま描いておられるのは、近所の方からいただいた「ガクアジサイ」。
ガクの数、葉の付き方、花の形を正確に描いていく行程は
かなりの根気と集中力が必要なのではないでしょうか。
一枚の作品を描き上げるのに、だいたい一週間ぐらいかかるんだそうです。
その生徒さんと一緒に、広島市植物公園で「ボタニカルアート展」を開かれます。
8月4日からです。ぜひ!!
事前学習をバッチリ(??)終え、いざフィールドへ!!
つづく