オヤマボクチ(ササユリがナビゲートします)
むかし、火打石で切った火を、
燃えやすい火口(ほくち)に移してから、
そっと吹いて、火を大きくしていました。
火口には消し炭や繊維が使われました。
このアザミの葉の裏には、細かい毛が
たくさん生えていて、白く見えます。
繊維をとって火口にしたそうです。
長野県では、蕎麦を打つとき、
この繊維を「つなぎ」に使うと聞きました。
このあたりでは「ウラジロ」と呼びます。
若葉は湯がいて山菜として食べますし、
ゴボウのような根は、味噌漬けにして食べます 。
最近ではドライフラワーとしても使います。
ホトトギスが咲き始めて涼しさを感じさせます 。
これはヤマジノホトトギス。
子供が花を食べ て遊んでいました。
ちょっと胡瓜のような香り があります。
ゲンノショウコは
有名な民間薬で、これを煎じてから、
熱いうちに服むと下痢に利くので 「現の証拠」。
冷たくして飲むと、便秘に効くのだそうです。
関東地方では白花、九州では赤花ですが、
湯来には、赤白、両方があります。
キンミズヒキが咲き始めると、秋ですねぇ。
金色の水引に見えますか?
漢名は「龍牙草」。
濃く煎じて服むと、殺菌・止血 作用があるそうです。