アブラチャン(ササユリがナビゲートします)
アブラチャンは、今年1月16日のブログ
「雪の中で(ササユリがナビゲートします)」
でも紹介しましたが、
クスノキ科の植物で、
クロモジやヤマコウバシと近縁です。
属は同じで、
下位分類の節が違う
とする意見や、
クロモジとは別の属
とする意見があります。
秋になって、大きくなった
1センチ5ミリほどの実をあつめて、
灯明用の油をとったそうです。
木の皮にも油が多いので、
生木でもよく燃えます。
名前のアブラは油の意味ですが、
チャンは、瀝青(れきせい)のことです。
原油が蒸発したあとに残った瀝青は、
チャン(chian turpentine)のほか、
ビチューメン(bitumen)、
ピッチ(pitch)などとも呼ばれます。
舗装に使う、
アスファルト(asphalt)や
石油タール(tar)
と思えば良いでしょうね。
アブラチャンが咲くと、
次はクロモジが咲いて、
いよいよ春が来ます。
避難しておられる皆様、
もうすぐ暖かくなりますよ。
どうぞ
お身体に気をつけてくださいね。