ボクチ(ササユリがナビゲートします)
ボクチってご存知ですか。
いずれも、
葉の裏が白いのが特徴です。
こちらでは、
ウラジロと呼んで
山菜としていました。
ちょっと繊維が多いのですが、
春の芽生えはもちろん、
大きく育ってからも食べられます。
昔は、
茹でてから乾燥し、
長い繊維を取り除いて、
保存食にしたと聞きました。
これは、
大きな葉が切れ込んでいるので、
キクバヤマボクチ。
ホクチというのは
火口のことで、
火打石で火を切るとき、
火種をこの繊維に落としてから、
そーっと吹いて、
火を熾していたといいます。
春に出てくるゼンマイの綿も、
火口に使ったのだそうです。
今の時期のゼンマイは、
こんな状態です。
ちなみに、
ワラビは、
これです。
秋の野原に咲くのは
秋の七草ばかりではありませんね。
まもなくお彼岸。
稲刈りも始まっています。
コムラサキ(紫式部)も
色付いてきました。
湯来の秋を楽しみに、
おいでになりませんか。
ナビゲーターはササユリでした。