キンラン(ササユリがナビゲートします)

今年もキンランが咲きました。
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明るい林の中で、
木漏れ日に照らされて
金色に輝いています。

昔は・・・、
里山にありふれた
地生ランでしたが。
今では絶滅危惧種です。

原因は、
人々の生活の変化。
明るい林がなくなってしまいました。

120513_kinran_2

うちの周辺だけですが、
少しづつ手を入れて

明るくなった林に、
日陰で生き延びていた
キンランが復活したわけです。

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日陰でも生き延びることができたのは
樹木から栄養を得ているからです。

ランは少なくとも生育の初期には
菌類から栄養を得ています。

多くのランは腐生菌と共生しますが、
キンランは一生を菌根菌と共生しています。
菌根菌はまた、コナラなどと共生しています。

こうして、キンランは、
菌根菌を介してコナラから栄養を受けて
生き延びてきたわけです。

この菌は、
外菌根菌の仲間と判明していますが、
詳細は、まだ研究中だそうです。

かわいいからとキンランだけを移植しても、
樹木から栄養をもらえなくて枯死します。

120513_kinran_4

湯来では、まだ、
笹藪の下に
ひっそり生き延びている
キンランがあります。

明るい林の中をゆっくり歩くと、
思わぬ発見があります。

幸運に恵まれてキンランを見つけても、
心にとどめるだけにして下さいね。

どうしても
キンランが欲しいなら、

土地ごと購入して
草刈などの管理をしてください。

sasa

ナビゲーターはササユリでした。

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