思い出の地
先日、三次、光源寺に蜂蜜を買に行きました。
妻とのいつものコース。
義母と同居するようになって1年、義母を連れて今回3度目
実は三良坂は91歳の義母の母親の出所。よく、遊びに来ていたそうだ。
戯れに、義母の思い出の地に行ってみる。
今は、他人が住んでいるその場所を尋ねてみる。
不確かな記憶の中の思い出の場所へ車を走らせる。
しかし、今日は少し違っていた、佐々木豆腐店で化粧直しをした、義母。
昔の記憶が鮮明になったのか、いつものように車を進めると。
・・・ここに交番があって、旅館があって、いつもここまでバスで来て、と記憶をたどる。
“車を降りて歩いてみたい。”“場所を確認したい。”
確かこのあたりに、友達がいた。
友達の家を尋ねてみたいと言い出した。
表札を見ながら探してみたがそれらしい家は無かった。
義母は突然、古びたお店の中に入っていき、奥から出てきた人に昔の事を尋ねて見る。
もうその時代を知る人はすでに無くなっていた。
しかし、幸運にもそこでいろいろ懐かしく想い出話が出来た。
義母の青春時代の思い出の地。
年老いた義母の記憶の中にある大事なものがこの地にある。
ここを尋ねた事の喜びも。義母はすぐに忘れてしまうのですが。
一瞬、思い出の世界に浸れたことは幸せだったように思う。
故郷とは違う、別の思い出の場所。私には何箇所あるだろうか。
青春は終わってしまってはいるが?
湯来はきった私の大事な思い出の地になるだろう。