アブラチャンの花(ササユリがナビゲートします)

4月になって、
蕗の薹(ふきのとう)が、

120401_fukinotou

すっかり花になってしまいましたが、

まだまだ寒いですね。

沢沿いでは、
アブラチャンの

120401_aburachan

黄緑色の花が咲いています。

樹木全体に油を含んでいて、
昔は、実や樹皮から油を絞って、
燭台の油に使ったそうです。

漢字で書くと油瀝青。

瀝青は、英語では「チャン」。
コールタールやアスファルトなどのこと・・・
という説明が一般的ですが、

お茶の実に似ているので、
油茶(あぶらちゃ)に由来するという説や、

エゴノキの実に似ているから、
エゴの古名「チサ」に由来する
とする説もあります。

アブラチャンはクロモジと近縁で、
雌雄異株(しゆういしゅ)です。

雄花には
120401_aburachan_osu

9本の雄蕊があります。

雌花には、
120401_aburachan_mesu

退化した雄蕊に囲まれて、
丸い雌蕊があります。

枝には、
120401_aburachan_mi

去年の実が残っていました。

アブラチャンに良く似た、

クロモジや
カナクギノキ、
ヤマコウバシなどが

次々
花をつけることでしょう。

sasa

ナビゲーターはササユリでした。

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