ヤマノイモ(ササユリがナビゲートします)
これから寒さが強まり、
冬を迎える季節
ヤマノイモを掘る人の
姿を見かけます。
長芋やイチョウ芋、つくね芋などの
栽培されるヤマイモ(山芋)に対して、
自然のヤマノイモは
自然薯と呼ばれて、
粘りがいっそう強く、
香りも濃厚です。
ヤマノイモを掘る目印に、
黄色く色づいた葉をたよりに、
蔓の根元に棒を立てておいて、
蔓が枯れてから掘るのだそうです。
ムカゴもおいしいですね。
少し塩味を利かせて炊いた、
ムカゴご飯などもいいですね。
雌株には実がつきます。
同じ仲間に、トコロ(野老)があります。
木のように硬い根に澱粉をためるので、
昔はたたきつぶして食用にしていましたが、
トロロにして食べるわけにはいきません。
蔓はよく似ているので、
葉があるうちに目印を立てておくのだそうです。
トコロにはムカゴはつきません。
写真は、
葉に切れ込みのある
カエデドコロ。
そうそう、
先月10月16日に紹介した
ツルリンドウ。
赤い実を
たくさんつけています。
まもなく紅葉が見ごろを迎えます。
明るくなった林の中を
ゆっくり歩くと、
道端にも
思わぬ発見が
ありますよ。
ナビゲーターはササユリでした。